学園について

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 四條畷学園(以下学園という)は大正15年(1926年)、四條畷高等女学校として創立され、 その後、幼稚園、中学校、新制高等学校、小学校、短期大学、大学、保育園を開設し、これまでの卒業生は7万人を超え、現在では、学生・生徒・児童3,500人超を擁する総合学園へと発展してまいりました。
 学園は、令和8(2026)年に創立100周年という記念すべき節目を迎えます。創立以来、学園は創立者牧田宗太郎先生、牧田環先生が「報恩感謝」の精神のもと、「教育とは人をつくることであり人格を陶冶することである」とし、学校を創立された理念を引き継ぎ、豊かな個性と、他人を思いやり、感謝できる人格を育む人間教育に力を注いで参りました。
 学園では令和4年度から学園の100 周年に向けた第三次中期計画がスタートしました。主要テーマは少子化の進行により厳しさを増す環境下での経営体質の強化など第二次中計の継続課題への取り組みの徹底と100周年関連の課題になります。今般、100周年に向けた目指すべき学園像について、学園のシンボルでもある「くすの木」になぞらえ、「学び“kusunoki model”(クスノキモデル)」としました(右図ご参照)。特に「教育の原点」と「学園の原点」という二つの原点に立ち返り、「感謝は学びの根になる」というイメージを共有し、実践躬行することを重視していきます。そして、建学の精神にふさわしい学びの場を目指し、学生・生徒一人ひとりを学園のシンボルである「くすの木」のようにしっかりとした根を持った人材として育てていきたいと考えています。
 特に、これからの社会はこれまで以上に変化の激しい、厳しい時代が到来するものと予想され、しっかり自分の足で立ち、他と協調しながら、社会で生きていく力と高いモチベーションを持ち、自分の将来を切り開いていくことができる自立・自律性を備えた人材の育成が何より求められます。教育行政からも体験を重視し た「アクティブラーニング(課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び)」が求められるようになりました。
 このアクティブラーニングと、創立以来、教育理念「人をつくる」「実践躬行」のもと体験を重視してきた学園教育とは考え方や方法が非常に近く、創立者の教育に対する考え方が時代を先取りしていたものだと言えます。このような難しい時代であるからこそ学園の教育方針は時宜にかなったものであり、徹底していかなければならないと考えています。 その意味で、長期ビジョンで策定した学園版「アクティブラーニングモデル」は単なる教育メソッドというより、「建学の思い」を体現した教育ビジョンとして捉えています。これまでの学園の教育実践の伝統を活かしながら、建学の精神「報恩感謝」の感謝の力を通じてモチベーションが高く、「偏差値やランクで測れない」魅力ある人材を育てていきたいと思います。そのためにも、学生・生徒が期待している「成長の実感」を具現化する前提となる教員のスキルや対応力のレベルアップ、モチベーション向上策などにも注力していきます。
 最後になりましたが、100周年記念特設サイトでもご紹介しているとおり、100周年を機に学園の教職員が立ち戻る原点として、“⼦どもの未来”ファーストで何事にも取り組むこと、そして、在籍中に“学び続けること”を会得すれば、どんなに社会が変化しても対応できる「生きる力」を備えた「人をつくる」ことができるという学園の「目指すべき姿の共有」のために、Tag Line「学ぶ喜びをずっと。(joy of learning for life)」とLogoを策定しました。
 このTag LineとLogoを通じて牧田宗太郎先生、牧田環先生の精神をしっかり受け継ぐとともに、100周年後に向けて時代の変化にしっかり対応できる新しい学園の創造を目指して歩み続けていく所存です。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

校章のデザイン

四條畷学園の校章は、3枚の葉の中に花が咲いているデザインをしています。
この葉は、四條畷の象徴であり学園の樹でもあるクスノキの葉で、3枚の葉の数は「生徒・教員・保護者」と、学園の教育理念にある、「徳育・知育・体育」を表しています。そしてその中に、美しく高潔な品性を象徴する菊の花が、3枚の葉に守られるように置かれています。

生徒・教員・保護者の関係を大切にし、徳・知・体の3つをバランスよく身につけ、礼儀正しい品性を持った人を育てたいという、学園の思いが込められています。

学園歌

学園の歴史

大正15年(1926年) 古川橋仮校舎にて四條畷高等女学校 創立
昭和2年(1927年) 学校を現所在地(四條畷の地)に移転
昭和4年(1929年) 本館 竣工
昭和16年(1941年) 四條畷学園幼稚園 開園
昭和22年(1947年) 新制四條畷学園中学校 開校
昭和23年(1948年) 新制四條畷学園高等学校 開校 / 四條畷学園小学校 開校
昭和39年(1964年) 四條畷学園女子短期大学(現 四條畷学園短期大学) 開学
平成3年(1991年) 臨床心理研究所(ICP) 設置
平成13年(2001年) 短期大学リハビリテーション学科 開設
平成17年(2005年) 四條畷学園大学 開学
平成22年(2010年) 中学校・高等学校6年一貫コース 開設
平成27年(2015年) 大学看護学部看護学科 開設
平成30年(2018年) 四條畷学園保育園 開園
令和2年(2020年) 四條畷学園大学附属幼稚園 幼稚園型認定こども園移行

基本方針(PDF)